美容院で途中で帰りたくなるとき、できること
椅子に座って、ケープをかけられて、鏡の前。カットが始まったら、終わるまで席を立ちにくい。
美容院は、電車と少し似ています。自分のタイミングで抜けにくいという条件がそろっているからです。
髪を切りに行くだけのことが、前の日から気が重い。そういう方に向けて、予約から当日までにできることを並べます。
この場面が重くなりやすい理由
- ケープと椅子で、体を動かしにくい
- 鏡で自分の顔がずっと見えている
- 会話をしなければいけない雰囲気がある
- 「途中で中断したら迷惑だろう」と考えてしまう
どれも、その場から抜けにくいと感じさせる条件です。裏を返すと、条件のいくつかを先に外しておけば、負担は減らせます。
予約のときにできること
ここがいちばん変わります。当日より前の準備です。
1. 時間帯を選ぶ
平日の午前や、開店直後は、店内が静かで人が少ないことが多いです。土曜の午後より、ずっと過ごしやすいことがあります。
2. 席の希望を伝える
一言添えるだけで構いません。
「入口に近い席だと助かります」
「できれば壁側の席をお願いできますか」
理由を説明する必要はありません。希望として伝えるだけで通ります。
3. 「休憩をお願いするかもしれない」と先に言っておく
これがいちばん軽くなる一言かもしれません。
「途中で少しだけ休憩をお願いするかもしれません」
症状名を言う必要はありません。先に伝えておくと、「言い出せない」という負担が消えます。実際に休憩しなくても、言ってもいい状態になっているだけで違います。
4. 短く済むメニューにする
カラーやパーマは、どうしても拘束時間が長くなります。今日はカットだけにする、という選び方もあります。
席に着いてからできること
吐く息を長くする
4 秒吸って、 8 秒かけて吐く。数字は目安です。ケープの下で、肩の力を落とすだけでも変わります。
手のひらか、足の裏に意識を向ける
鏡を見続けるのがつらいときは、目を閉じても構いません。その代わり、体のどこか一箇所に意識を移します。
- 足の裏が床についている感覚
- 手のひらの温度
- 背中と椅子が触れているところ
「いまここにある感覚」に意識を戻すと、この先どうなるかという考えから少し離れやすくなります。
会話は、無理に続けなくていい
「今日はちょっと寝てもいいですか」で、たいてい通じます。黙っていること自体が失礼になる場面ではありません。
休憩をお願いする言い方
「すみません、少しだけ休憩させてください」
「一度、外の空気を吸ってきてもいいですか」
理由の説明は要りません。これで十分伝わります。
うまくいかない日のこと
準備をしても、途中で帰ることになる日はあります。
予約のときにちゃんと伝えたのに、席に着いたらだめだった。前回は最後まで座れたのに、今日は 10 分ももたなかった。
それは準備が無駄だったということではありません。
その日の体調や睡眠、店内の混み具合など、自分でコントロールできない条件のほうが影響することがあります。
途中で帰ることになっても、「予約が取れた」「店まで行けた」「椅子に座れた」まではできています。そこまでを数えておくと、次の予約が取りやすくなります。
美容院の側も、途中で中断する事情には慣れていることが多いです。思っているほど、迷惑がられていないことがほとんどです。
よくある質問
- 美容師さんに事情を説明したほうがいいですか。
- 症状名を伝える必要はありません。「途中で少し休憩をお願いするかもしれません」とだけ伝えておけば、たいていの場合それで通じます。
- どんな席をお願いすればいいですか。
- 出入口に近い席、壁側の席、鏡から少し離れた席など、人によって落ち着く条件が違います。予約時に「入口に近い席だと助かります」と伝えるのは珍しいことではありません。
- 途中で帰ってしまったことがあり、行きづらいです。
- 美容院側は途中で中断する事情に慣れていることが多いです。気になる場合は別の店を選んでも構いませんし、同じ店に「この前はすみません」と一言添えて予約し直しても問題ありません。
道具として
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本記事となぎもりは、医療行為・診断・治療を目的とするものではありません。症状が続くとき、つらさが強いとき、心配なときは、医療機関にご相談ください。緊急時は 119 番、またはアプリ内の相談窓口をご利用ください。